お知らせ

吉田神社所蔵「獅子頭」など数点が豊橋市の文化財に指定されました

2021.5.6
令和3年4月20日、当社所蔵の「旧式祭礼図絵馬」が豊橋市民俗文化財に、「獅子頭」「鬼面」「神輿棟札」が豊橋市有形文化財に指定されました。指定された所蔵品は下記の通り公開されますので、是非ご覧下さい。

◆指定記念一般公開(旧式祭礼図はパネル展示)
 期間:5月11日(火)~5月23日(日)*月曜休館
 会場:豊橋市美術博物館2階ラウンジ
 写真撮影も可能です

   獅子頭  南北朝~室町時代

今川義元の寄附と伝わります。東三河地方の平野部では多くの祭礼に獅子頭が参加しており、神聖視される為、行列の露払いや御神体として行列の中心を占めるものがあります。当社では現在も神輿渡御(頼朝行列)に同行し、常に神輿の前にあって南を向け続けるという決まりがあります。
また、獅子頭をのせる台は万治3年(1660)に造られたという墨書があり、これからも獅子頭の古さがわかります。

   吉田神社旧式祭礼図絵馬    明治23年 畑在周筆

東海道本町で花火が行われていた幕末~明治初年頃の様子を再現したもので、下部に祭礼の花火の様子、上部に翌日の神輿渡御(頼朝行列)が描かれています。旧吉田藩主家の大河内信好以下350名ほどの寄付者名を記した「吉田神社旧式祭礼図寄附人明記」も残されています。この度同じく指定された「獅子頭」が現在と同じく神輿の前を進む様子も描かれています。

     鬼  面   室町時代頃

額の上下に2本の角をあらわし、眉を吊り上げ、牙を下から上へ左右に出す鬼面です。納入箱の蓋に今川義元の寄附と伝えられる墨書があり、当社と同じく吉田城内社である安久美神戸神明社の鬼祭で使われた古面と同じような追儺の儀式で使用されたものと考えられます。現在、祭礼では使用されておりません。

   牛頭天王神輿造立棟札 天文16年(1547)

今川義元の寄附により奉納された神輿に付属した棟札(木札)で、義元を補佐した重臣の雪斎崇孚(太原崇孚)の筆と伝わります。この札は「参河国名所図絵」などに収録され古くから知られていました。写真の棟札写は明治3年に作成されたものです。またこの他に寛永13年(1636)の神輿造立棟札と勧進棟札、元禄13年(1700)の神輿修復棟札、嘉永5年(1852)の神輿修復棟札もあわせて文化財に指定されました。これらの棟札は当社の神輿についての造立や修復の情報を記したものであり、戦国時代から江戸時代の吉田の様子を知る事の出来る貴重な資料でもあります。又、建物ではなく神輿についての棟札は大変珍しいとのことです。